さと美えび流【30センチキューブ水槽立ち上げ】最新版

今回はアマゾニアノーマルソイル・パウダーソイル
底面フィルター・ウールマット

①底面フィルターをセット
②ウールマットを被せます
ウールマットはそのままだと厚みがありすぎるので薄く割いて被せます

③ノーマルソイルを敷きます
画像のソイルは3リットル入りなので全部使います

ソイルが凸凹したら平らなもので慣らします


④ノーマルソイルの上にパウダーソイルを敷きます
パウダーは3リットルの半分か2リットルくらいで充分です
残ったパウダーは後々の足しソイル用に保管でも良いと思います
(保管する時は封をきっちりしてソイルが乾かないように管理してください)



⑤ソイルが敷き終わったら水を注入します
水はカルキ抜きをした水を使います
カルキ抜き剤よりアクア用浄水器の使用をお勧めします
(カルキ抜き剤を使う場合はハイポ成分の入ってない物をご使用ください)

ソイルに直接水をかけるとせっかく敷いたソイルが散らばってしまうので
ソイルの空き袋やウールマットなどを敷いて水を注入すると良いです
フロートボックスがあれば更に散らばりにくいので便利です

水はゆっくり注入します

注入完了〜
はじめは水が濁っていますが数日以内には落ち着いて水も澄んできます
ソイルのロットによって濁りがしばらくおさまらない時もありますが焦らず待ってください

底面フィルターを使用する場合はソイルが少なすぎると底面が出てきてしまうので適度な厚みで
ソイルが厚くなればその分立ち上げ期間も長くなりますので状況に合わせて水を回してください

翌々日には濁りが収まり中が見えるようになりました
ここから2ヶ月ほど空回しします
以前は粉状のバクテリア添加剤(微生物の素)などをソイルに挟み込みしていましたが
最近は立ち上げて水を注入完了したら水槽に餌を与える感覚で
粉状添加剤をティースプーン一杯ほど入れ様子をみます

はじめは分解されずソイルの上に残ったりカビのようなものが生えてきたりしますが
水が出来てくれば自然と分解されますので放置してください

このあたりの商品は通販でも手に入り易いです
水槽の餌として生体の餌としても使えるので持っていて良いと思います

ここから1〜1.5ヶ月ほどでアンモニア→亜硝酸→硝酸塩の順番で
消化サイクルが出来てきますのでその間は換水はしません
試薬などがあると便利ですが無い場合は目安として
苔が茶苔から緑苔に変化してきたら順調なサインの一つになります
よく目を凝らして見ると壁面に小さな生物ケンミジンコが発生してきます
ケンミジンコの発生具合も順調なサインの一つになります
パイロットにアカヒレやヤマトヌマエビやラムズホーンなどを使う場合は
餌をたくさん与えて糞をたくさんして貰ってください
糞の分解も立ち上がりの一つの目安です


水温や仕様によっても立ち上がり条件は変わってきます
藍藻などが酷く発生した場合は遮光で調整してください
立ち上げは焦らずじっくりが基本です
待っている間はとても長く感じてしまいますが
水槽がきちんと立ち上がっていれば飼育の失敗も少なくなります
立ち上げ期間はバクテリアを育てる大切な時間です
しっかり立ちあげて元気なえびちゃんをお迎えしてあげましょう|*´∀`)ノシ
生体を入れる前に水温計・スポンジフィルターを追加

ソイルの組み合わせなど自分に合った立ち上げ方法が見つかると良いですね♪
今回使用したもの
GEX30センチキューブ水槽・LEDライト
ADAアマゾニアノーマルソイル・パウダー
ニッソーバイオフィルター・ウールマット
わさびアルティメットバクター
ADA水温計・LSSスポンジフィルター・エアチューブ
(浄水器・エアポンプ)
下の画像は吸着系と栄養系の組み合わせ例
マーフィードコントロソイルノーマルとADAアマゾニアパウダー

生体を投入してからのメンテナンスは1週間〜10日に一度のペースで水換え
スポンジフィルターは1〜2ヶ月程度に気がついたら洗います
水温は24度± 照明時間は6〜8時間程度
えびは低温には強いですが高温には弱いです
餌は1日1〜2回生体の数に合った食べ切れる量
翌日まで餌が残ってしまう場合は量を減らしましょう
添加剤は適材適所で効果を発揮しますので使用目的がわからないものは控えましょう
えびちゃんは常に手足を動かして何かを摘んでいるような仕草
通称「ツマツマ」が元気なサインです
何か異変を感じた時は餌やりをお休みして少量の水換えをして様子を見ましょう
エアレーションを追加するのも応急処置の一つになります
水槽の大きさや生体の数、環境により異なりますので状況に合ったメンテナンスが出来るよう観察は大切です
しっかりと立ち上げて可愛い稚エビちゃん達に癒されて下さい(*^^*)

 
 
■ 60センチレギュラー水槽立ち上げ~ 2013年版
 
 今回はマスターソイルノーマル、アマゾニアパウダー
 底面ろ過、パイプ(煙突)、ウールマットを使用

 
 バイオフィルター60に付属している煙突が一本なので
 60センチの水槽には別売りをもう一本追加しています。
 バクテリア
 色々な種類があります。オリジナルから市販品を使ってます。
その1■底面(バイオフィルター60)をセットする。
 
 その2■底面の上にウールマットを敷く。
 
 ↓ウールマットは厚いので三枚に分け、薄くして使っています。
 
「目詰まりしないか?」とよく聞かれますが、今のところ不具合に
 遭遇したことがないので使ってます(´∀`)b
 
 
 その3■バクテリアを投入~フリフリ~
 
いつも動物性バクテリアと植物性バクテリアをまぜて2~3種類使っています。
 その4■ノーマルソイルを厚み3センチくらい敷きます。
 
 
その5■またバクテリアを上からフリフリ~
 
 
 
 
その6■私はここでソイルの気泡抜きのために、
ホースの先は霧モードにしソイルギリギリまで湿らせます。
 
 
過去、一晩ねかした方が気泡がなくなると思うんですが
 すぐに立ち上げたいので上にパウダーソイルを2センチ位敷きます。
 
 ↑水槽を横から見ると下段:ノーマル3cm、上段:パウダー2cm
と言っておきながら同じくらいの厚みですね(笑)
 
 細かいことは気にせずに~(*´∀`*)
その7■カルキ抜きをした水を入れて完成です。
 
 ソイルの空き袋やウールマットを敷いて水を入れると
 ソイルが散らばらなくていいですよ。
 
 ~完成~
 
 エアコン管理なので温度が上がったらパイロット投入
 ヒーターをご使用の方も同時にセットしてください。
 
 さと美えびの立ち上げはこんな感じです((o(*´∀`*)o))
 
その後は、一ヶ月間~二ヵ月間まわします。
(私は翌日に一度全換水をしてそこから立ち上がりまでは換水せずに回します)
栄養が濃すぎるようなソイルでしたら最初の一週間は少し換水を繰り返してもいいと思います。
 
その間はラムズホーンやヤマトヌマエビ、パイロット達に餌を与えて
糞をしてもらいアンモニアを発生させます。
 後にアンモニアを亜硝酸に変えるバクテリア(微生物)が発生します。
 さらに亜硝酸を硝酸塩に変えるバクテリアが発生して
生物ろ過が成り立ちます。
 
 
立ち上げから約一ヶ月~二ヵ月回す期間は、バクテリアを育てる大切な期間だと
思ってください。
 
 立ち上げ方法も家庭の味と同じで色々あります。
 ソイルや水や環境によって立ち上がる期間もことなります。
 初心者の方でも扱いやすい組み合わせで紹介させていただきました。
 
 やっていくうちに自分に合ったやりやすい方法が
見つかると思いますよ・:*:・d(*´∀`*)b
 立ち上げ経過もアップします。
 
 ■立ち上げ一週間後の水質検査■
緑がアンモニア試薬NH3NH4 赤が亜硝酸試薬NO2
まだ一週間なのでアンモニアも亜硝酸もありこれからまだまだ出ます。
試薬の色が黄色になったら分解された証です。
■立ち上げ二週間後の水質検査■
アンモニア、亜硝酸共にでています。
■立ち上げ三週間後の水質検査■
アンモニア、亜硝酸検出されません。
その代わりに硝酸塩がでてます。
硝酸塩がなくなるまで水を回します。
水槽の様子です。
ガラス側面に緑の苔が生えてます。この緑の苔は良い苔なのでこのままにします。
同時に茶色の苔も見えます。茶苔は富栄養の証なので緑の苔に変わるまで待ちます。
■立ち上げ三週間、四週間後
アンモニア、亜硝酸は検出されず硝酸塩が多く検出されています。

水換えをして硝酸塩が消えるまで回します。
■立ち上げ五週間後
ケンミジンコもかなり目立ってます。

■立ち上げ六週間

硝酸塩がほとんど検出されなくなりえびを投入しました。

一ヶ月を目安に立ち上げましたが、栄養系ソイルを使う場合は二ヶ月位は余裕をもって
回した方が安心です。
難しく考えずに焦らず時間をかけて立ち上げをすればえびちゃんが安心して住める水槽が
作れます。
